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東洋医学と言えば、漢方薬・鍼灸・気功療法などを思い浮かべます。いつから西洋医学vs東洋医学的な捉え方がされたのでしょう?
現代日本医学界では欧米の呼称としての alternative medicine を訳して、東洋医学を「代替・補完医療」のうちの1つに位置づけています。
本来、私達人類には各々の国・民族に個有の医学がありました。各々の生息地域で特有の病気や症状(そこには民族全体の遺伝的素因も加わっているのですが)に対してその地の自然の薬草やミネラル補給、温泉等を用いて緩和を図っていたのです。
例えばインドのアーユルヴェーダは、紀元前11世紀頃にあった内科的医学書が紀元前2世紀頃に集大成されたものです。内容的にはまず体質(ドーシャ)の分類があり、治療法として食養生、薬草の用い方及び強壮の為の日々の過ごし方、また油を用いたマッサージ法などが述べられています。
また、漢方(漢の方法/中国伝統医学)やユナニ医学(トルコ伝統医学)にしても、基本は体質の分類から始まります(症状に対して1対1対応の薬をあてはめようとする現代西洋医学とは大違いです)。
そしてさらに生命観、つまり生命の本質的構造についても洞察されているのです。そこが、いわゆる東洋医学と呼ばれている医学の1番凄い所だと私は思っています。
その生命観の理解の仕方は様々あると思うのですが、私なりに要約すると以下のようになります。
「存在の本質は意識(魂)であり、死しても死なず。個は心であり、意識の気(プラーナ)を巡らせ、顕れとしての物質的肉体を維持していく。」
