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丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~試作を重ねてついに完成!
「化学物質を使わず自然界にある物だけを材料に、口に入っても問題の無い安心して使える軟膏を作りたい。」という思いから丸山式ゴマ軟膏づくりは始まりました。
→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~キッカケ編
→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~材料集めに一苦労編
いざ作製、試作品第1号
所長と私そして私の妹と3人で養蜂所、漢方薬局、スーパー、お茶屋さん、色々な所へ行ってようやくゴマ軟膏の材料が揃いました。
最初にミツロウのゴミ?を取り除く事から始めました。(ゴミと言っても葉っぱ、茎、もしかして蜂の足なのか羽なのかそれとも糞?よく判りません。)頂いてきた三分の一程の量のミツロウを、まずは指でつまめる大きさの異物を取った後、ピンセットを使い細かい物を取り、それでも全部取り除く事は無理なので試作だからと妥協。
私の家の台所でいざ作製開始。
鍋でゴマ油を沸かし、次にミツロウを入れて溶かし、生薬を煮出してから緑茶を煮出し作製手順は今とあまり変わりません。私の両親も興味津々で覗き込んでいました。濾過後に冷ましてようやく出来上がり。
出来上がった試作品第1号は…。
「う~ん…、こんな感じねぇ。」
所長はどんな感じなのか分かればいいと言っていましたが、実際に使えるかと言うとまだ無理。改善点がかなりある。気になったのはザラつきとゴマ油の匂いがキツい事。しっかりと濾した方がいいねと話していました。
ある日、私が帰宅すると綺麗に濾されたミツロウがボウルに入っていました。
ビックリしてどうやったのか聞くと、妹と父がキッチンペーパーなどを使い少しずつ溶かしながら濾していったとの事。
その綺麗に濾されたミツロウを使って作製したゴマ軟膏は、試作品第1号よりザラつきが減り滑らかになるも実用化はまだまだでした。。
丸山式ゴマ軟膏がついに完成
何度も試作し改善を重ねて、ようやく今の丸山式ゴマ軟膏が出来上がりました。
アトピー性皮膚炎の患者さんはもちろん、乾燥している季節の手荒れや肌荒れにも使えます。
所長の思いと願いが込められた軟膏は、20年以上にも渡り、多くの患者さんに使用され大変好評をいただいております。
ブログ編集部
2023年11月27日