生活習慣の見直し・指導

Healthy Lifestyle Advice

栄養・休息・活動のアンバランスが不調を招いていることが多々あります。

日々の診療の中で「病気になってから対策をとるより、病気にならない身体づくりの方が大切」ということを患者様にお伝えし、個別に生活習慣改善のためのアドバイスを行っています。

食生活

現代の日本人の食生活は、摂取カロリーが過剰であることと、食の欧米化が問題点であると考えます。

特に影響があるのは『小麦粉製品、砂糖、牛乳、肉類、果糖』と考え、摂り方を指導しています。

主食にはお米を

私たちの体は、食べたものからできています。 それぞれの民族、風土に見合った食べ方をすることが健康に役立つと考え、日本人にはお米を中心とする和食を推奨しています。

玄米ではなく白米

玄米の方が栄養豊富で健康に良いと思われるかもしれません。確かに白米より玄米の方が食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。しかし、農薬や放射性物質は玄米の糠(ぬか)にたまりやすいのです。これらは精米することで低減されます。

玄米の適否は体質によって異なりますが、基本的には白米を摂ることをおすすめしています。

摂り方に気を付けたい食品(小麦粉・砂糖・牛乳・肉類・果糖)

食習慣や食の好みは人それぞれで、生活に楽しみや彩りを与えてくれるものです。

ただ健康状態や体質によっては控えた方がよい食品があり、患者様個々に摂り方をご指導しています。

小麦粉

グルテンとリーキーガット症候群

リーキーガット症候群は“腸もれ”とも言われている病態ですが、小腸粘膜のバリアーが壊れて、未消化のたんぱく質や有害物質などが体内に入り込み、アレルギー性疾患や自己免疫性疾患、炎症性腸疾患などが引き起こされます。小麦のたんぱく質成分であるグルテンが“腸もれ”の原因の一つとして挙げられています。

アミロペクチンA

小麦に含まれるデンプンのアミロペクチンAは、他の食品に含まれるデンプンに比べて血糖値を急上昇させます。

砂糖

肥満、糖尿病への悪影響やむし歯の原因となることはよく知られていますが、東洋医学的な観点からは、砂糖は体を冷やす作用が強く、習慣的な摂取で冷え症を悪化させます。砂糖は脳内でドーパミンを増加させて、中毒性・依存性を生じる可能性があります。

牛乳

乳糖不耐症による腹痛や下痢、牛乳に含まれるたんぱく質成分のカゼインによるアレルギーの他、乳製品を多く摂取すると前立腺がんのリスクが高まることが、国立がん研究センターの調査・研究で明らかになっています※1

肉類

肉の過食は、腸内細菌の悪玉菌を増やして腸内環境の悪化を招きます。肉に含まれる脂肪(飽和脂肪酸)は、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めることが知られています。また肉類の摂取で大腸がんのリスクが高まることが報告されています※2 ※3

果糖

果糖は果物や蜂蜜に含まれている他、砂糖(果糖とブドウ糖が結合している)や異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖)にも多く含まれます。過剰に摂取した場合、脂肪肝や高中性脂肪血症、肥満をきたす恐れがあります。

お口のお手入れ

歯周病と全身疾患の関連が明らかになっており、お口の手入れは重要です。チェックシートを用いて指導しています。

口腔内トラブルや人工物(金属)について

虫歯や歯周病は、もともと口の中に住んでいる常在菌の感染症です。これらの菌は、免疫力が低下すると病原性を表します。また、歯周病が動脈疾患や感染性心内膜炎、誤嚥性肺炎、糖尿病等に影響することが明らかになっています。

そして、歯と人工物の境界は細菌が繁殖しやすく、新たに虫歯や歯周病になるリスクがあります。

歯磨きについて

歯磨きの際、舌や頬の内側等の粘膜も歯ブラシでマッサージすることで血行がよくなり、口腔内の免疫力がアップし、唾液腺の刺激にもなり唾液がよく出るようになります。歯ブラシは粘膜を傷つけないように『やわらかめ』を推奨しています。また、歯磨き粉は少量でよいです。

口の中全体を磨くと5分くらいはかかるので、食後に3回歯磨きをすると、一日合計15分かけることになります。就寝中は虫歯や歯周病の原因となる微生物が繁殖しやすくなるので、就寝前の歯磨きが特に重要です。

食べ方・噛み方について

甘い物や小麦粉製品は細菌が歯垢を作る素地となり、虫歯や歯周病の原因となるので摂取を控えるように指導しています。

よく噛むことは、肥満防止(脳の満腹中枢を刺激し食べ過ぎを防ぐ)・脳活性化・歯槽骨(歯を支える骨)の強化になり、唾液の分泌もよくなります。唾液には口の中の洗浄や消化作用(でんぷんの分解)、免疫タンパクによる抗菌作用があります。

お水の飲み方

治療の一環として、飲水をおすすめしています。

なぜ飲水が必要なのでしょう。

お水を飲む効果として、循環を良くし、水分不足に伴う病気や症状を防ぎます。
(熱中症、脳梗塞、静脈血栓、腎結石、膀胱炎、痛風、便秘、めまい、浮腫、こむら返り 等)
また、体内に取り込まれた化学物質や放射性物質の排泄を促進します。
さらに、東洋医学でいう「気血水」を整えるために必要なのです。

お水の飲み方

  • 1日に体重1㎏あたり30~40ml(体重50kgの場合1.5~2L、 活動量や季節に応じて調整)
  • 浄水器を通した水道水、またはミネラルウォーター
  • 1回にコップ1杯(約200ml)以内、なるべく1口ずつチビチビと
  • 空腹時に(食事前後30分以外)

お水の飲み方 よくあるご質問

空腹時は胃に食べ物がある時に比べて速やかに吸収されるからです。

水(お湯)以外の飲み物は色・味・香りを含みます。これらは体内で代謝され 肝臓・腎臓を通じて排泄されますので、身体に影響を与えます。水だけの場合と異なるので代わりにはなりません。

習慣的な運動を

適切な栄養摂取と運動習慣は、骨や筋肉を丈夫に保ち、生活習慣病も予防・改善します。

診療時に仕事や余暇など日々の活動を詳しく伺い、リハビリテーション科診療の経験から、お一人おひとりの状態に合わせた運動を指導しています。

普段の姿勢、仕事や家事での体の使い方の偏りが、腰痛や肩こり、関節痛の原因となることがあります。

障害予防のための体の使い方や、ストレッチングなどの方法、日々の生活の中で無理なくできる体操を指導しています。

場所を選ばずできる効果的な運動

一つの運動で複数の効果が得られ、自宅でも安全に行えます。

片手バンザイ

  • 片手を思い切り上に上げます。
  • 指先もピンと伸ばす。
  • 約7秒間キープ、交互に3回
  • 息を止めないように。(立位でも可能)

所長考案の体操で、肩関節可動域改善、肩こり・円背(猫背)の予防・改善が期待できます。

前後開脚

  • 足は肩幅のまま、前後に開きます。
  • 臍を突き出すように。
  • 7秒間静止して左右3回ずつ。

大腿部・殿部・体幹の筋力トレーニングと股関節・アキレス腱のストレッチングの効果があります。

スクワット

  • 足を肩幅に開いて立ち、上体はなるべく真っ直ぐなまま、ゆっくりと膝を曲げ伸ばしします。
  • 10回を目安に、膝を曲げる深さは調節してください。

膝を曲げる深さは筋力や柔軟性に応じて調節しますが、深くしゃがまなくてもゆっくり行うと効果があります。

腕立て伏せ

  • 10回を目安に。
  • 筋力に応じて、床の他、テーブルや壁に手をついて行っても効果があります。

ウォーキングのすすめ

有酸素運動としてウォーキングをおすすめします。

最初は15分~20分間程度、気持ちの良い速さで結構です。

慣れてきたら20分以上、息が弾む速さを目指しましょう。

診療時間とアクセス

当診療所は完全予約制です。
受診に際してご不明なこと、不安なこと等がございましたら、
お電話でご相談ください。

医療法人社団 康和会

診療時間
日・祝
9:00-12:00
13:00-17:00
休診
休診

内科・漢方内科・リハビリテーション科

〒950-2023
新潟県新潟市西区小新1083番地1 サンロイヤル新潟1F

駐車場完備/越後線「小針駅」からタクシーで約10分

025-233-1177
025-233-1100
受診
の方
ご予約