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飲水習慣で水毒が改善
水毒とは
水毒とは身体の水分の偏りによる不具合を言います。西洋医学にはない、漢方独自の病態の捉え方の一つです。漢方薬で改善が見込めますが、根本解決にはお水を飲む習慣が大切です。
例として、飲水習慣で水毒の一種である二日酔の頭痛が出なくなった私の経験を紹介します。

二日酔の頭痛に対する漢方
私は以前はお酒を飲みすぎると翌日頭痛がする体質でした。二日酔の頭痛は、飲酒による脱水で水分の偏りが強まり生じると考えられます。漢方薬での治療は五苓散という処方がよく知られており、二日酔に限らず浮腫や下痢、嘔吐、めまいなど水毒の症状に広く用いられます。
私も五苓散を試してみましたが残念ながら楽になりませんでした。これは一見同じ症状・病態と思われても個々人の体質の違いで有効な漢方薬が異なることがあり、私の場合は水毒ではあるが五苓散は合わなかったということです。
飲水習慣で頭痛なし
ところが、その後当診療所に勤務してしばらくしてから、たまにお酒を飲み過ぎても頭痛が出なくなりました。理由は毎日2L以上の飲水の習慣がついたからだと考えています。なぜ体質が変わったか分かるかというと、同時期に体重が減り始めましたからです。→サプリ無しでダイエット
飲水は治療の一環
私の場合は水毒が飲水習慣で改善されたことが、体質が変わる大きなポイントでした。
当診療所では飲水習慣も漢方薬や経絡治療と並ぶ治療の一環であることを強調いたします。
→生活習慣の改善
大澤
2025年2月28日