スタッフ ブログ
祖父母の補装具、車椅子と義足
当診療所は補装具、車椅子の処方が可能です。
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
補装具とは、障害のある方が日常生活を送る上で必要な移動や動作などを確保するために、体の欠損または損なわれた身体機能を補完・代替する用具のことをいいます。
先日、家の物置で祖母の使っていた車椅子を見つけました。
20数年前に作った車椅子なのでタイヤのゴムが潰れていましたが、修理をすれば使えそうです。
この祖母の車椅子と、そして祖父の義足も丸山所長が大学病院勤務時代に処方とデザインをして、車椅子の業者さん、義肢装具士さんと打ち合わせを重ね製作していただきました。
車椅子の生地は数種類のサンプルから好きな柄を選べたので、派手な色が好きな祖母は赤いタータンチェック柄を選びました。
自分で選んだ色の車椅子なので、とても嬉しそうに乗っていました。
祖父の使っていた古い義足はとても重く、家の廊下を歩くと「ゴトン、ゴトン」と音が響いていました。
新しい義足は軽くて歩きやすくなり、重そうな音もしません。祖父は「軽くていい!足が楽に前に出る」と言って喜んでいました。
患者さんとご家族にとって補装具や車椅子は、日常生活においてとても大切なものです。
不具合がないか、快適に過ごせるか等コミュニケーションを取りながら調整をして提供されます。
新しい補装具、車椅子を見た時の患者さんとご家族の嬉しそうな笑顔を見ると、いつも祖父母の事を思い出します。
ブログ編集部
2024年6月22日