スタッフ ブログ
~オ・モッシェ~

2022年10月3日

四十肩、五十肩(その1)

「痛っ!イタタ。」
入浴中、背中を洗おうとしたら左肩が痛くて背中に手が回らないことに気が付きました。昨日まで何ともなかったのに、この一瞬で痛めた?
重いものを持ったり、腕を大きく振り回したりとかした覚えがない。その後は日常動作で痛みが出ることもなく2日、3日もすれば痛みも治まってくるだろうと思っていたのですが、1週間経っても痛みは変わらず背中に手が回らない。
これはもしかして四十肩、五十肩かもと思い、所長に診てもらいました。

「五十肩だね。」 やっぱりそうですか…。

「先生、左肩だけ痛いのですが。」
「五十肩は両肩同時になる人はほとんどいない。利き腕ではない方がなりやすいよ。」

肩と腕の骨は向かい合っているだけで、関節は腱と筋肉で支えられているので加齢により筋肉が衰えてくると腱が傷みやすくなって痛みが出る。だから衰えた筋肉を鍛えて引っ張り上げて支えてあげるしかないと説明されました。

<左肩カラー治療後>

左肩カラー治療後

所長に再発防止の為、筋トレを教えてもらいました。
筋力に自信の無い方は予防の為に筋トレを行ってみては如何でしょうか?
四十肩、五十肩(その2)で紹介します。

ブログ編集部

2022年9月5日

猛暑を過ぎての夏バテ〜予防・解消のための漢方生薬

夏空の雲

今年(2022年)の夏はまれにみる猛暑でした。気象庁の分析が先日(2022年8月22日)公表されています。
”6月下旬から7月初めの記録的な高温及びその後の天候の特徴と要因について”
当地でも6月下旬から最高気温が30℃を越える日が続き、カラーの探索で自律神経、ホルモン関係の反応が頻回に見られました。それらは身体に負荷がかかっている所見です。患者様にだるさや食欲低下など夏バテの自覚症状がなくても、予防的に疲労回復目的の漢方を処方することがありました。少し涼しくなっても、だるさや食欲低下の訴えもあり、引き続き処方しています。
夏バテに限らず疲労回復に用いる漢方処方はいくつかありますが、共通して用いられる生薬が「人参」と「黄耆(おうぎ)」です。 人参は、ウコギ科で根を乾燥したもので、高麗人参や朝鮮人参と呼ばれることもあります。野菜の人参はセリ科なので別の植物です。黄耆はマメ科で、やはり根を乾燥したものです。いずれも滋養強壮の作用があり、配合された処方は補剤あるいは参耆剤(じんぎざい)と呼ばれることがあります。

当診療所調剤室の人参と 黄耆

生薬人参 生薬黄耆

代表的な処方に補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯があります。この夏は補中益気湯の夏バージョンといえる清暑益気湯を処方する機会も多くありました。
補剤は西洋医学には無い作用で、漢方の代表的な例といえるでしょう。
当診療所では漢方生薬を患者様の状態に合わせ、 季節・気候も考慮しながら配合を変えて処方しています。

大澤

2022年8月3日

旬の野菜で夏を乗り切る

30を超える府県に熱中症警戒アラートが発表、と暑さが厳しすぎる8月のスタート。連日の暑さに、身体がだるい、食欲がわかない、などいわゆる夏バテの状態になりがちですね。

そんな暑さにも負けず、我が家の小さな畑に元気に実る夏野菜。
トマトやきゅうり、ピーマンなどの鮮やかな彩りが食欲を刺激してくれます。放っておいてもぐんぐん育つバジルも、よい香りが夏にぴったりです。

夏に不足しがちな水分、ビタミンやカリウムなどを豊富に含んでいるものが多いのが夏野菜の特徴。野菜は旬の時期にいちばん栄養価が高まるそうです。

我が家の定番は、さっと湯がいて塩昆布と和えるだけのシャキシャキピーマン。そして、トマトやナス、シシトウをたっぷり入れた夏野菜カレー。
どちらも蒸した鶏肉を入れてタンパク質をプラスすると食べ応えも◎!疲れ対策にも◎です!

    

夏野菜カレーを食べると毎年思い出すのが、もう十数年前の某カレー店での出来事。

「完熟トマト」のトッピングを注文して出てきた「半熟卵」。

    

私の滑舌が悪かったのか、店員さんの勘違いか…

カンジュクトマトとハンジュクタマゴ…

    

じわじわと面白くなってきて、みんなで笑いながら美味しいカレーを食べた楽しい思い出です。

山崎

2022年7月11日

熱中症を防ぐ水分の摂り方

新潟は6月下旬に過去最も早く梅雨明けを迎え、連日夏日が続いています。7月を通り越してもう8月のようなこの暑さ、毎日熱中症関連のニュースを見聞きします。

私が子どもの頃は扇風機とうちわ、夜は蚊帳(かや)を吊って窓を開けて寝るという、エアコン(空調設備)とは無縁の生活でしたが、今ではエアコンは健康を守るためにも欠かせないものとなりました。

診療所では先月末にエアコンの総取替え工事(修理部品の調達が困難となり)が行われ、静かで快適な環境で働かせて頂いています。


待合室のエアコン(取替え工事中と現在)

命にも関わってくる熱中症対策は、エアコン使用を含めた暑さを避ける工夫と、脱水の予防が基本です。脱水予防としてあちこちで言われているのが、“1日1.2Lの水分補給”と“水分と同時に塩分も”です。でも、この通りでいいでしょうか?人それぞれ体型も違えば、発汗の仕方も違います。心臓、腎疾患等で水分・塩分制限が必要な場合もあります。

診療所では普段から患者様に飲水指導をしていますが (生活習慣の改善)、熱中症対策としても同様で、“1日の飲水量は体重1㎏あたり30~40ml(体重50㎏で1.5~2L)、浄水器を通した水道水またはミネラルウォーターを、1回にコップ1杯程度まで、なるべく1口づつチビチビと” が基本です。

塩分に関しては、日本人の食塩摂取量は平均1日10g程度と多く(日本高血圧学会推奨 6.0g/日未満)、涼しい環境で発汗も少ない場合は、通常の食事から摂る塩分で十分だと思われます。ただし、高温環境下での作業や運動などで発汗が多い場合には、水分だけ摂ると低ナトリウム血症(倦怠感や頭痛、嘔気・嘔吐、筋痙攣、重症だと意識障害等の症状)を生じることがあるので、水分とともに塩分を補給する必要があります。水1Lに食塩1~2gを溶かしたドリンクや、塩飴やタブレット、梅干し(1個当たり食塩1~2g)等の活用をお勧めします。

ちなみに、熱中症対策として経口補水液やスポーツドリンクもよく勧められていますが、それぞれの特徴・効能を知った上での活用を。

経口補水液は、もともとは発展途上国での乳幼児の下痢や嘔吐による脱水の治療目的(特にコレラの治療)に開発されたもので、脱水症に対して水分や電解質の補給に適した組成となっています(1L当たり食塩約3g、糖分25g)。あくまでも脱水症や脱水を伴う熱中症になった場合の治療目的に使用するもので、日常的・予防的に使用するものではありません。

スポーツドリンクは、発汗多量でエネルギーを消耗するアスリート対策の飲み物で、経口補水液に比べて、塩分量が少なく糖分が多くなっています。

暑い夏がまだまだ続きそうですが、暑さ対策と水分摂取を心がけながら、元気に過ごしたいものです。

宮下

2022年6月1日

夏場の漢方薬の保存について

6月に入ると徐々に気温と湿度が上がり、いよいよ新潟も梅雨入りですね。
洗濯物が乾きにくい、カビが生えやすい、食品が傷みやすく食中毒に気を付けなければいけないなど、ジメジメして鬱陶しい季節です。
夏場は漢方薬(生薬)も食品同様に傷みやすくなるので、患者様に保存方法についてお願いしていることがあります。

詳しくは「漢方薬の煎じ方・飲み方・保存方法」

28日分の漢方薬は処方する生薬の分量によって多くのスペースを取られてしまうかもしれませんが、気温が下がる9月末頃まで冷蔵庫で保管をお願いします。

サンロイヤル新潟の庭の薔薇がもうじき見頃になります。訓練室とスタッフルームの目の前にあり、この時期が一年で最も綺麗です。

訓練室とスタッフルームから見た庭です。色とりどりの薔薇がとても綺麗です。

五十嵐

2022年5月9日

桔梗の効用

夏を彩る桔梗の花。日本国内に自生地もあるそうですが、野草というより、園芸種としてなじみ深いと思います。
この桔梗も漢方の生薬として使われています。

自宅に植えた桔梗がこの春も芽を出しました。何年も植えっぱなしだったので、植え替えのため掘り起こしました。

白い根っこが人参のように太っています。大きいところで長さ30cm程に育っていました。

診療所の調剤室より。生薬としての桔梗は、根を乾燥して刻んだものです。排膿や鎮咳・去痰等の効用があり、皮膚疾患に使う漢方(十味敗毒湯、排膿散及湯など)に配合されたり、咽の痛みに使う処方(桔梗湯、小柴胡湯加桔梗石膏など)に使われます。

当診療所では生薬を用いた漢方処方を、毎回配合を変えてお出ししております。
漢方薬バナー

大澤

2022年4月1日

トップページにあるこのオ・モッシェのバナーの猫。
今年で21歳になる我が家のご長寿にゃんこさんです。
人間の年齢に換算すると100歳!のおばあちゃんにゃんこですが、よく食べ、よく寝て、よく鳴いて、とっても元気です。
おなかが減ると「ちょーだいニャー!」。トイレに行ってくると「出たニャー!」。寒いとストーブの前で「つけてニャー!」。膝に乗りたいときはこちらを見上げて「座ってニャー!」。
他にも、開けてニャー、どいてニャー、、、歳と共に要求が増えています(笑)。

リビングの一番あたたかい場所に置いてあるお気に入りのにゃんこハウス。寝ていると暑くなるらしく、気が付くと頭や手足がにゅるーっと飛び出していて、「また溶け出してきたね。」と家族で笑っています。

 

長男が進学で新潟を離れるちょっと寂しい新年度の始まり。
にゃんこさんの更なる癒し効果に期待大です。

山崎

2022年3月1日

「3月9日」と言う曲が流れる季節になりました♪

この日は子どもの頃、とっても特別な、嬉しい日でした。

弟の誕生日であり、また「山の神の日」と言って、山の恵みや神様に感謝する日だったのです。秋に裏山で拾った鬼ぐるみをたっぷり使った「山もち」を、祖母と母がこしらえてくれ、家族みんなで食べながらお祝いをしたものでした。「もち」と言っても、くるみ味噌を塗って香ばしく網で焼いた「焼きおにぎり」に近いでしょうか。昔は囲炉裏で串に刺して焼いたそう。

山育ちの私の、懐かしく、美味しい想い出です。

 

宮下

2022年2月1日

 今年の節分は2月3日。節分といえば豆まき。私が小さい頃は母がフライパンで豆を煎り、それを玄関や裏口に撒いていました。年齢の数だけ食べろと言われてもちょっと焦げ臭くて子供の頃はあまり好きではありませんでした。数年前、大澤先生に煎り豆がスーパー(豆菓子コーナー)で売っている事を教えてもらい、時々買うようになりました。私は、ちょっとお通じの出が悪い日が続いた時に、煎り豆またはキャベツの千切りを食べます。煎り豆だけで食べてもおいしいのですが、柿の種と一緒に食べるのがビールのおつまみとしていいですね。柿の種はピーナッツよりも煎り豆と一緒に食べる方が好きです。

 大豆は食物繊維が豊富。煎り豆は食べた後、お腹の中でどんどん膨らんでいきます。そして100gあたり420~510kcal位あるので(豆の種類や商品によって違いますが)食べる量は注意が必要です。

私がよく見かけるのは、この2種類の煎り豆です。この他に黒豆も見かけることがあります。

五十嵐

2022年1月24日

新年あけましておめでとうございます

スタッフがリレー形式でそれぞれのひとりごとを綴るコーナーを設けました。題して「オ・モッシェ」。新潟の方言で「面白い」という意味の「おもっしぇ」から創りました。

このコーナーを通じて、普段の診療場面では現れない、診療所やスタッフの「おもっしぇ」面をお伝えできたらと思います。

 

新年早々、訓練室に置いている薬用牡丹の花が咲きました。2枚目の写真は9年前に植える前の苗(ほぼ根っこ)。

生薬を仕入れている栃本天海堂さんから分けていただき、屋外で育てていましたが、一昨年の秋の気候が暖かく、冬を前にしてつぼみを出したので屋内に移していました。

生薬としての牡丹は根を牡丹皮として用い、微小循環改善等の効果があり婦人科系の処方によく配合されます。

ちなみに花を楽しむ園芸種の牡丹は芍薬の根に接ぎ木して栽培されるそうです。芍薬の根もよく用いられる生薬になります。

  

それでは、本年もよろしくお願いいたします。

大澤

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